鳥取県琴浦町篦津にある、
河本家住宅の春の一般公開に行きました。
5月3日、以前から行って見たかった
国指定重要文化財 河本家住宅が一般公開
されている事を聞き出かけました。
親切な案内の人に導かれて、詳しい説明もして戴き
ゆっくりと見学をする事が出来、忙しい毎日で、思いがけなく、
いにしえの世界を垣間見る事が出来ました。
江戸時代の大庄屋であったと言う河本家は、
享受5年(1688年)に建築されたと言われています。
屋根は茅葺きで合掌作り、建築年代の明らかな民家としては
山陰地方で最古だそうです。
当時の当主は5代目の弥三右衛門で、
案内の人によると、主屋が300年、離れが200年前の建物のようです。
また、大庄屋や、豪農として名を馳せた河本家には、
数千点の古文書が所蔵保管されおり、この日も
沢山の蔵書の詰まった短冊が置かれていました。
そこかしこに、当時としては、最高の技術を施されたと
思える欄間や左右に見える庭・・・・・
前庭は江戸時代中期の様式で貴重ものだそうです。
土間に降りると古い大きなかまどがありました。
この炊事場のかまどの上を、壁土で覆った煙返しは、
防火施設として珍しいもののようです。
また、そのかまどの大きさにも驚き!!
現在でも生活しておられるのに、
ずうずうしくも、裏庭までお邪魔してしまいました。
当時を忍ばせる、大きくて立派な蔵が2つ並んで
昔の名残をとどめていました。
昭和49年鳥取県有形保護文化財、
平成10年鳥取県建物百選、
平成22年国指定重要文化財
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